The world is your oyster

パケクション「PITTANCO展」に出展した作品です。

三原作品1

2018年のパケクション展覧会「PITTANCO展」に出品した作品です。タイトルの“The world is your oyster” は、元々はシェイクスピアの戯曲の台詞。今では慣用句となり、これから世に出る若者に対するはなむけの言葉として使われています。
この作品は「ミドルエイジ用の化粧品」として制作したので、どうしてこのタイトル?と思われるかもしれません(笑)が、あえて同世代にこの言葉を送りたい!と思いました。コンセプトはこちら。
“バブルからはじまった青春、さまざまな時代や運命を蹴飛ばして50代を迎える今、
まだまだ大人しく収まってなんていられない。内側からの輝きに磨きをかけて、私のテンションをあげるためだけのコスメティック”

はい、まさに私ドンピシャの世代です。金色とかキラキラが何故か大好き♡
三原さんからお話を伺った時、ものすごくテンション上がったのを覚えています。
お肌の曲がり角も過ぎてしまって、自分の顔に色々塗ってもあまり変わり映えしないので嫌になってるんですが、こんな化粧品だったら楽しめる様に思えました。

三原作品2

形状は、アール・デコ風で肩パットが入ったような逆三角形のシルエットがいいなと思い、何度も試作し、いよいよ行き詰まり鈴木さんに投げたような覚えがあります。特に、折りが重なる部分はこだわったんですが可能なのかどうか…

折り重なる部分はどうしても紙の厚みがそのまま箱のシルエットに影響してしまうので、折りの一番根元になる部分をゴロゴロさせずスッキリ見せるにはどうしたら良いかということ、蓋が浮いてこない様にするにはどうしようか考えましたよね。展覧会で作品に再会した時はものすごく感動しました。

パッケージデザイン 三原美奈子
設計・木型制作 鈴木美奈子(中野木型製作所)
2018年
パケクション「PITTANCO展」
https://pakection.com/

新商品を開発中だけどパッケージの依頼はどうしたらいいのかな?
自社の商材や加工を活かして何かコラボできないかな…
マーケティング視点を取り入れたデザインにしていきたい…