ピンマーク年賀状

毎年頭を悩ます年賀状ですが、この年は中野木型さんで初めて見せてもらったピンマークに一目惚れ!

ピンマークは、印刷のない段ボールに入れる品番や種別の英文字や数字で、通常目立たないところに押されてますが、このピンマークが主役の年賀状を作ってみようと考えました。

年賀状ということで片面が赤の段ボールを使用。アクセントになるよう、2021の0だけ抜き型(トムソン)で抜いてひっくり返してます。

ハガキサイズでは、ピンマークをたくさん押したり、偏りがあるとその部分の紙が弱くなって折れる可能性があるそうなので文字同士は離して調整。(段ボール箱など大きいものに押す場合はそんなに気にしなくても良いそうです)木型は写真のような感じになります。4丁付けです。

宛名面の印刷はどうしよう?段ボール印刷といえばフレキソですが、とにかくロットが大きく費用も高いので、ここはクラフト紙のシールを通販印刷でオーダー。シールを貼ることでひっくり返した0も固定されます。

あとは宛名を貼って郵便局に行くだけ。ちなみにB段だと通常ハガキの6gを超えてるので、63円ではなく84円になります。極薄段ボールのG段やF段を郵便局に持参し確認しましたが、それでも63円ギリギリ。薄いとピンマークで折れやすくなるのと、段ボールの魅力が伝わらないと考え、B段で制作しました。

そんな業務用のピンマークを個人で使えるように商品にしました。
ピンマークセットについてはこちらをご覧ください。

ピンマーク年賀状(2021)
デザイン 三原美奈子
木型制作 鈴木美奈子

新商品を開発中だけどパッケージの依頼はどうしたらいいのかな?
自社の商材や加工を活かして何かコラボできないかな…
マーケティング視点を取り入れたデザインにしていきたい…