もずふるサブレ

2019年に世界遺産登録された「百舌鳥古市古墳群」(大阪府・堺市・羽曳野市・藤井寺市)のお土産品です。

以前からお世話になっているホウユウ株式会社(株式会社つーる・ど・堺の親会社)の田中さんよりお声かけいただき、もずふるサブレのパッケージデザインを考えました。
この商品が、2018年《堺の新たなお土産品》開発事業第1号に採択されたということもあり、新たに形状を起こせることに。いろいろ提案した中で、金色の板紙を使った鍵型のケースがインパクトがあって面白い!とデザインが決定しました。
デザインが決まったあとのブラッシュアップは鈴木さんに相談し、そのまま木型も作ってもらいましたね。

三原さんからデザイン案を伺った時に、金色の板紙の可愛さとシンプルなデザインと構造でありながらも、インパクトがすごいのでワクワクしました。
箔押しでエンボスを施してから木型を使ってトムソン加工しましたが、素敵なパッケージになりましたよね。

翌年には無事、世界遺産登録もされ、2019年には高島屋など百貨店にも並ぶようになって、販路も拡大しています。この大和板紙さんの「エースの金」の、いぶしたような金色が古代からの宝物のような雰囲気を醸し出してくれました。

ほんとに「エースの金」て、このパッケージの為に作られたんじゃ無いかというくらいハマりましたよね。トムソン加工の時に、真ん中の穴は抜いてしまって破棄するのですが、この形も可愛いということで、これも一緒に納品させてもらいましたね。

【株式会社つーる・ど・堺代表 田中さまより】
気に入ってる点は、一目で古墳とわかる形状や遠目でも目立つ金色、自立するのでどんな場所でも並べやすい、飾り紐が手に取りやすく複数持つのにちょうど良いところです。
お客様が見た瞬間「古墳!」「可愛い!」と目を輝かせてくださるので、とても気に入っています。おかげさまで、当社の一番の売れ筋商品です。
https://mozu-furu.jp/

パッケージデザイン 三原美奈子
設計・木型制作 鈴木美奈子(中野木型製作所)
イラスト Sconk Graphics 
クライアント 株式会社つーる・ど・堺
2018年

新商品を開発中だけどパッケージの依頼はどうしたらいいのかな?
自社の商材や加工を活かして何かコラボできないかな…
マーケティング視点を取り入れたデザインにしていきたい…