こほくいちご ギフトパッケージ

長浜市のブランドいちご「こほくいちご」のギフト用パッケージを制作しました。

長浜地方卸売市場の方からご依頼いただき、大阪から新快速に揺られてJR田村駅へ。卸売市場の2階が打ち合わせ場所なんですが、1階には各地から運ばれてきた地域色あふれる段ボール箱が並んでて思わず目移り。

琵琶湖の湖北、長浜市や米原市で栽培されている「こほくいちご」は、他のブランドいちごの中では後発ですが、大粒で甘く県内では人気があるそう。お見舞いやライトギフト需要で補助金を利用し、有償箱を作ることになったそうです。
ライトギフトということで、いちごのケースが2つ入る箱を考えました。4案ほど提案した中で気に入ってもらえたのが2つ。とりいそぎ見積もりをとってほしいと言われたので、鈴木さんにお願いしたんですよね。

そうでしたね。三原さんがこんな感じということでサンプルを作って説明してくれるので、いつも分かりやすくてありがたいのですが、このいちごのパッケージも見せてもらった瞬間に一目惚れでした。赤一色なのに、可愛くて・・売り場に置いてあったら目立つだろうなと思いました。

売り場の方や、生産者の方にもリサーチされたのですが、お店の状況や好みで意見が分かれて、結局2つとも作ろうということに。
この2つはどちらも段ボール系なんですけど、違う素材ですよね。どんな適性があるんですか?

2つ共作ることに決まったと聞いた時はびっくりしたけど嬉しかったです。
両方ともマイクロフルートという段ボールの中でも最薄の0.5㎜という厚みで、食品容器にもよく使われているので、スーパーなどでも目にする機会は多いと思います。
手でさげれる様になっている方は、表も裏も白になっていて、軽くて独特の風合いがあって私は好きな段ボールです。蓋が付いている方は表が白、裏が茶色になっている段ボールです。こちらの方が段ボールらしさがあって、薄くてもしっかり感あります。マイクロフルートは美粧性を持たせる事が出来るので、今回のいちごのパッケージにぴったりでした。

最終的には鈴木さんに印刷と加工の手配までお願いして、納品の時かな?一緒に長浜までドライブしましたよね。確かお盆期間中だったと思います。

納品はもう少し先でしたけど、一緒に長浜まで行きましたね。実際に直接お話が聞けて良かったです。帰りは寄り道しましたね。

パッケージデザイン 三原美奈子
設計・木型制作 鈴木美奈子(中野木型製作所)
クライアント 長浜市農産物特産品協議会
2017年

新商品を開発中だけどパッケージの依頼はどうしたらいいのかな?
自社の商材や加工を活かして何かコラボできないかな…
マーケティング視点を取り入れたデザインにしていきたい…