骨付鳥とアスパラガスのスパイスカレー

丸亀市さんの特産品を使ったスパイスカレーのパッケージデザインを、カミシマイ研究室でお手伝いしました。

この丸亀市さんのスパイスカレーは、鈴木研究員がAZU CURRYの内藤さんから依頼されたお仕事でしたね。

はい、そうでしたね。内藤さんはとてもエネルギッシュな方で多方面に活動されているのですが、レトルトカレーの監修などもされていて、パッケージの話から弊社の工場見学に来てくださる話になり、今回のパッケージを依頼していただけることになりました。

今回、時間が取れず現地に行くことができなかったのですが、内藤さんから現地調査した写真やイメージなどを共有してもらい、進めることができました。
カレーも試食しました。骨付鳥が丸ごと1本入っていて想像以上にスパイシー!コピーの通り本格派でした。丸亀産のアスパラガス「さぬきのめざめ」は今回初めて知りましたが、食べ応えがあって美味しかったです。

骨付鳥とさぬきのめざめというスター2品が入っている上に、香川本鷹というこちらも特産の唐辛子を使っていて、とても贅沢なレトルトカレー。丸亀市さんの特産品が詰まった商品なので、正面のグラフィックは「丸い亀」の形に素材を絡めてデザインしました。下部の黄色ベタは塩飽諸島を描いています。右側にある線が瀬戸大橋。
箱の形状からのデザインでしたが、通常のレトルトカレーの倍以上の大きさと重さがあるので、どう収めるか?も大きな課題でした。

そうでしたよね、ズッシリと重いので普段のレトルトカレーに使う様な紙の厚みだと頼りないだろうと感じました。形も普通の四角の箱だと中身が重いので、持ち上げようと片手で掴んだ時に箱が潰れてしまうかも知れないし・・女性なら両手で持つ!? とにかく何かと規格外なレトルトカレーにはどんなパッケージが合うのか色々話しましたよね。

上の青い引っ掛け部分、重量があるので吊り下げることはできないのですが、簡易な持ち手として最後に付けました。持つところがないとお客さんが白い箱の上部を掴んでしまって、箱にシワが寄るとか、汚れるといった問題が出そうなので。

簡易とはいえ持ち手を付けて良かったですよね。大きさや形状については、先にタタキ台的な感じでデータを私が作って、そのあと三原研究員が形状や楕円だった穴を三角にしましたよね。

この持ち手、ギフトの際には内側に織り込んで見せないという事もできます。ちなみに讃岐富士のイメージでここは三角形にしました。

ほほー!なるほど。

裏面のデザイン。『ホットでスパイシーなまち』ってなかなかインパクトのあるキャッチコピーです。今回、塩飽諸島という地名も初めて知ったのですが、お土産物のパッケージデザインにはその地域のことに詳しくなるという楽しみもあります。

そうですよね!地域の特産品ならではの情報をパッケージに盛り込んでいくのって、作っていく側にも知る楽しみってありますよね。

製品自体、瀬戸内国際芸術祭のお土産として開発されて、その後も直島などに行く丸亀フェリーターミナル・本島フェリーターミナルの2箇所で販売されていたようです。(現在は丸亀城売店で販売)今後、イベントなどでも販売されるとか。
アート好きなので瀬戸芸のお土産を作れたのは嬉しかったです!
https://honjima-artfest.com/souvenir/

大阪では監修された内藤さんのお店 AZU CURRY さんで購入できるとのことです。
AZU CURRY Lab. on Strikingly (mystrikingly.com)

AZU CURRY 内藤あづ紗さん

丸亀市さんのご当地カレーとして、ふるさと納税のお礼の品の中にも入れていただいるようですね。
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/37202/5682033

とはいえ、5辛!! 辛いな~ 

ほんと大人の味!
1人前ですが、2人で分けてもいいぐらいのボリュームです。他にはない素材と味なので、カレー好きな方はぜひ一度食べて見て欲しいですね!!

形状設計からデザインまで、今後もパッケージデザインのご依頼お待ちしています!

新商品を開発中だけどパッケージの依頼はどうしたらいいのかな?
自社の商材や加工を活かして何かコラボできないかな…
マーケティング視点を取り入れたデザインにしていきたい…