なみへいロールができるまで(前編)
カミシマイ研究室オリジナル商品の第二弾!「なみへいロール」は、カミシマイ研究室のなかよしさん、段神ライガーさんの工場から生まれました。
まずは段神ライガーさんの工場「大光紙工」さんへ!
カミシマイの三原研究員、鈴木研究員に加えてアシスタントのあんころさんも一緒に潜入してきました。
まず目に入るのがこのロール紙!大きい!これが段ボール原紙ですね。
大きいロールが積みあがっていて圧迫感がスゴイですね!!
小さいものでも想像以上に重くて、びっくりしました!
その重いロールが機械にセットされて…
蒸気を発する機械に吸い込まれていきます。下段の白い液体が糊だそうです。
この機械はダンボールの一番下の層と、その上の「なみなみ部分」を作ってるんですよね。
段ボールは3層になっていて、真ん中の層がこのなみなみ部分です。段ボールの厚みは数種類あるのですが、薄い段ボールだとこのなみなみ部分は細かくて、厚い段ボールになるとこのなみなみ部分が大きくなります。
このなみなみ部分を上下のシートで挟んで貼り合せる事で段ボールは出来ています。大光紙工さんでは、上下で挟んで貼り合せず、片側だけでなみなみ部分が見えている状態の巻き段ボール(片段ボール)を作っています。なみなみのシリンダー初めて見ました!
できたてのダンボールはほかほかでしたね!
いわゆる「片段」と言われる状態で、お客さんのオーダーに合わせた寸法に断裁されていきます。糊と紙の調整がうまくいかないと、こんな真っ直ぐに流れてこないんだとか。
冬はできたての段ボールから匂いと湯気が立ち昇って、その光景好きなんですよ~
この片段ボールの上にもう一枚合紙して、私たちが普段よく見る段ボールのできあがり。この時にも糊を使うのですが、その糊が入った容器がこれ!巨大!
「スーパータック」ってすごくくっつきそう(笑)
合紙直後はまだ糊が乾き切ってないので、こんな風に剥がれるそうです。少し時間が経つと完全に接着してびくともしない!
ライガーさん自慢げでしたね!
普段見ることのない段ボール工場、貴重な工場見学でした!
なぜか最後はガッツポーツでしたが、この後にライガーさんから相談が…
後編につづく…